アニマルパターンで存在感あるシルエットに!
1950年、"ADIDAS(アディダス)"創業者アディ・ダスラーの手によって、凍てつく冬のピッチに対応するフットボールシューズとして"SAMBA(サンバ)"は産声を上げた。補強のために初めて"スリーストライプス"を採用したその一足は、まさにブランドの原点であった。70年代に入り、現在まで受け継がれる流麗な"Tトゥ"のシャープなシルエットへと進化すると、その運命は大きく変わる。その機能美あふれるデザインは、英国のフットボールスタジアムの観客席、通称"テラス"で独自のファッションを形成した"カジュアルズ"たちの目に留まった。ピッチの選手からスタンドのサポーターへと渡り、ストリートアイコンへの道を歩み始めたのだ。ブラジルを象徴する音楽の名を冠したこの一足は、今やあらゆるカルチャーと結びつき、世界中のファッショニスタを魅了し続けている。
その歴史的名作が、二つの大胆なディテールを纏って登場。一つは、80〜90年代のサッカースパイクを彷彿とさせる、大きな折り返し式のシュータン。そしてもう一つは、アッパーに採用された、艶やかなブラックのポニーヘアである。さらに、サイドのスリーストライプスとライニング、ヒール部分には、ワイルドなレオパード柄を配置。クラシックなフットボールのDNAに、ラグジュアリーな素材感と、アニマル柄のアグレッシブな魅力が加わった。一度見たら忘れることのできない、強烈な個性を放つ一足となっている。
日本国内では2025年9月24日にアディダス取扱店にて発売予定。価格は18,700円(税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。