ブロンクスのストリートが持つ、荒々しさと内に秘めた美しさを表現!
1993年、ニューヨーク・ブロンクス。ヒップホップカルチャーが黄金期を迎え、ストリートファッションが熱狂的に支持された時代に、"HAI WINRAUKE(ハイ・ウィンラウク)"によって設立されたスニーカーショップ、"CITY JEANS(シティ・ジーンズ)"。地域の学校と連携したイベントを開催するなど、コミュニティに深く根差し、「ブロンクスで育った子供たちの定番ショップ」として、その歴史を刻んできた。
2025年、その"CITY JEANS"が、ブランド初となるフットウェア・コラボレーションを"ADIDAS(アディダス)"と実現させる。テーマは、"DIAMOND IN THE ROUGH(荒削りの原石)"。治安や経済面で厳しい現実を抱えながらも、ヒップホップをはじめとする数多のカルチャーを生み出してきたブロンクス。その困難な環境の中から輝く才能が生まれるという物語を、一足のスニーカーに込めた。
ベースとなるのは、クラシックなインドアシューズ、"GAZELLE INDOOR(ガゼル インドア)"。そのアッパーを、二重構造の"ティアウェイ(剥がし加工)"仕様へと大胆にアレンジした。表面を覆うのは、タフな濃紺のリップストップナイロン。しかし、スケートボードで履き込み、その表面が削れ、破れていくと、下から鮮やかなパウダーブルーのスウェード層が姿を現す。これは、タフな外面の内側に、クリエイティブな輝きを秘めたブロンクスそのものを象徴しているのだ。ヒールには「START HERE」と書かれた小さなタグと、アッパーを引き裂くためのプルタブを設置。シュータンのラベルは、レンチキュラー印刷によって、見る角度でダイヤモンドのように煌めく。サイドのスリーストライプスは、光を反射するリフレクティブ素材。そして、世界限定800足の証として、一足ずつにシリアルナンバーが刺繍される。
海外では2025年に City Jeans の店舗およびオンラインにて発売予定。価格は$130。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。