2000年代の空気感を纏うブラウンで登場!
2000年代初頭、"NIKE(ナイキ)" が本格的にスケートボードシーンへ参入するにあたり、その成否は一人の若きカリスマに託された。2004年、"NIKE SB (ナイキ SB)" は "PAUL RODRIGUEZ (ポール・ロドリゲス)"、通称 "P-ROD (ピーロッド)" と契約を締結 。当時、"DUNK SB (ダンク SB)" の改良版が中心だったラインナップにおいて、彼のためにゼロから設計された "ZOOM PAUL RODRIGUEZ 1" は、ブランド初のフルシグネチャーモデルとして2005年に登場した 。この一足の成功が、"NIKE SB" の地位を確固たるものにし、"P-ROD" 自身のシグネチャーシリーズも10作目まで続く伝説の始まりとなった。
"P-ROD 1" は、当時の主流であった厚ぼったいスケートシューズとは一線を画し、洗練されたクロストレーナーのようなフォルムを採用 。その内部には、"P-ROD" のテクニカルなスケーティングを支えるため、ヒールに薄型高反発の "ZOOM AIR (ズームエア)" ユニットを搭載したカップソール構造という、"NIKE" ならではの技術が惜しみなく投入された 。デザイン面では、ヒール周りに施された"PR"のキルティングモノグラム柄が、初代モデルとしてのアイデンティティを静かに主張。バスケットボールの技術とスケート機能の融合というコンセプトは、その後のスケートシューズ開発に大きな影響を与えた。
ファーストシグネチャーモデルの登場から20周年というアニバーサリーイヤーを迎えた2025年、往年のオリジナルカラー復刻に続き、2000年代の空気感を色濃く纏った新色が登場する。アッパーはプレミアムスウェード素材で構築され、深みのあるブラウンで全体を統一。サイドのスウッシュ、そして象徴的なPRモノグラムが刻印されたヒールパネルも同系色でまとめることで、素材の上質な質感を際立たせている。
海外では2026年にナイキ取扱店にて発売予定。価格は$125。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。







