40周年を迎えた "AIR JORDAN 1 BRED" の伝説は終わらない!
1985年、"NBA" ルーキーであった "MICHAEL JORDAN (マイケル・ジョーダン)" は、黒と赤の斬新なカラーリングを纏ったシグネチャーモデル、"AIR JORDAN 1(エアジョーダン1)" をコートに持ち込んだ 。後に "BRED (ブレッド)" や "BANNED(バーンド)" と呼ばれるこの配色は、当時 "NBA" が定めていた「シューズの51%以上が白でなければならない」というユニフォーム規定に真っ向から反するものであった。実際にはプレシーズンに着用していた "AIR SHIP (エアシップ)" が警告の対象だったとされるが、"NIKE(ナイキ)" はこのスキャンダルを巧みなマーケティング戦略へと昇華させる。
"ジョーダン" がこのシューズを履くたびに科されるという1試合5,000ドルの罰金。それを逆手に取り、「NBAはこのシューズをコートから締め出した。しかしNBAはあなたが履くのを止めることはできない」という有名なコマーシャルを展開。この "BANNED (禁じられた)" キャンペーンによって、"AIR JORDAN 1 BRED" は「反骨精神」や「個性」の象徴として一躍注目の的となった 。結果、発売からわずか2ヶ月で7000万ドルを売り上げる空前の大ヒットを記録し、「NBAに禁じられた伝説のスニーカー」として、その後の "JORDAN BRAND (ジョーダンブランド)" 躍進の原点となったのである。
その誕生から現在に至るまで、"BRED" はバスケットボールという枠を超え、ストリートファッションシーンにおいても計り知れない影響を与え続けてきた 。1994年の初復刻 を皮切りに、2001年(シリアルナンバー入り)、2011年(ヒールにX印を刻んだ "BANNED" 仕様)、2016年(上質なタンブルドレザーを使用した "Remastered" 版) など、幾度となく復刻されるたびに世界中で激しい争奪戦を巻き起こしてきた。
そして2025年、"AIR JORDAN 1" 生誕40周年という大きな節目を迎えた。2月には、オリジナルに限りなく近い形状を再現した "AIR JORDAN 1 HI 85" として "BRED" が復刻され、世界中が再びその熱狂の渦に巻き込まれたのは記憶に新しい。その興奮冷めやらぬ中、年末にはスタイルコードを変更した "HI 85" が再びリリースされるとの情報も浮上しており、この伝説的な一足がスニーカーカルチャーの頂点に立ち続けることは疑いようがない。
日本国内では2025年にジョーダンブランド取扱店にて発売予定。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。














