幻のアーカイブが冬のアウトドア仕様になって復活!
"ADIDAS(アディダス)" の膨大なアーカイブの70〜80年代にスポットライトを得て、現代的な解釈でアイテムを復刻させるスペシャルライン、"SPZL(スペツィアル)"。2014年の発足以来、キュレーター "GARY ASPDEN (ゲイリー・アスプデン)" 氏の情熱によって英国のサブカルチャーやテラスカルチャーの精神を高品質なプロダクトに投影し、熱狂的なファンを生み出してきた。
2025年秋冬コレクションの一つとして登場するのが、"NY II OUTDOOR SPZL (ニューヨーク II アウトドア SPZL)" である。このモデルは、1980年代のランニングシューズ"NEW YORK (ニューヨーク)" の系譜を受け継いでいる。"SPZL" チームが着目したのは、1987年頃に極僅かしか製造されず、"アスプデン" 氏でさえ2024年になるまでその存在を知らなかったという、長らく都市伝説とされてきた "NEW YORK II (ニューヨーク II)" であった。この幻のサンプルを「北極星 (North Star)」、すなわち指針としながら、「頑丈で天候に強い、冬仕様のランニングシューズ」として再構築するプロジェクトが始動した。
本作は、オリジナルのレトロな魅力を踏襲しながら、悪天候に対応する徹底的なアップデートが施されている。カラーは落ち着いたブランチ/アルミナ/コアブラックで構成 。アッパー内部には防水透湿素材 "ADI-TEX (アディテックス)" メンブレンを内蔵し、シュータンは水や小石の侵入を防ぐガセットタン構造を採用。素材も耐久性の高いナイロンリップストップと上質なスウェードで構成され、ミッドソールの上部まで覆うラバーフォクシングガードが、泥や水濡れからシューズを保護する。ディテールにも "SPZL" らしいこだわりが光る。シュータンの縁やヒールには夜間の視認性を高めるリフレクターを配置 。アイステイ部分にはスウェードのフレームが追加され、80年代のアディダスアウトドアシューズに見られたガンメタルカラーのプレート状ブランドロゴがあしらわれている。幻のアーカイブ "NEW YORK II" が持つDNAに、英国の冬の気候を想定したタフな機能性を融合させた "NY II OUTDOOR SPZL"。 "ADIDAS" のDNAを損なうことなく新しさを生み出すという "SPZL" の理念が体現された一足となっている。
日本国内では2025年11月6日にアディダス取扱店にて発売予定。価格は22,000円 (税込)。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。













