2000年のシドニー五輪、"VINCE CARTER(ヴィンス・カーター)"が見せた「死のダンク」。身長218cmの相手を飛び越えるという常識外れのプレーは、彼の足元で輝く一足を一躍アイコンへと押し上げた。"NIKE(ナイキ)"の新開発クッショニング技術"SHOX(ショックス)"の顔として起用されたカーターと、そのデビューモデルである"SHOX BB4(ショックス BB4)"は、切っても切れない関係にある。五輪直後の「Boing」キャンペーンと相まって、ショックス技術は2000年代初頭のNBAとスニーカーカルチャーを象徴する存在となった。
"NIKE SHOX BB4"は、名匠"ERIC AVAR(エリック・エイヴァー)"によってデザインされた。宇宙服やロケットからインスピレーションを得たシルエットは、ブラックとメタリックシルバーのツートンアッパーに、ドット状のエンブレムを配した近未来的なスペース感が特徴である。ヒールには4本の柱状クッショニング"SHOX"を搭載。ナイキが約20年をかけて開発したクッショニングは、高密度のフォーム柱とTPUプレートを組み合わせ、着地の衝撃を吸収し反発力へと転換する。まさにバネのような気候であり、プレイヤーの跳躍を後押しする画期的な構造であった。
2026年秋、この歴史的名作がオリジナルカラーで復刻される。カーターが所属していたトロント・ラプターズを彷彿とさせる"ブラック/メタリックシルバー/ラピス"の配色は、ヒールの鮮やかなブルーのショックスが独特の存在感を放つ。
2000年にオリジナル、2019年にも復刻されているので、約7年ぶりの再登場となる。
海外では2026年にナイキ取扱店にて発売予定。価格は$190。また新たな情報が入り次第、スニーカーウォーズのXやFacebookなどで報告したい。










